










太陽熱の利用ばかり考えるのでなく、足元の地球自体の体温に目を向けてください。地球の表層体温は太陽との熱収支で15℃付近に安定しています。この体温を直接室内に取り込むような家のつくり方をする事がアースハウジングの第一義です。最も経済的かつ健康的な室内熱環境を作り出すことができます。
地球体温の家には地球大地の安定した暖かさがあります。それは胎児感覚のアナロジー、あるいは原始住居としての洞窟のアナロジーでもあります。人が原始本能的に求めている安定的暖かさにあふれた住居が実現します。
さて、地球大地には風土の色合いがあります。家づくりとは自らが住まう環境を切り取ること。ただ切り取って隔離するのではなく、自然の環境と共生関係を作りながら柔らかく繋がる。その為の建築の材料は木が一番いいのです。しかし、その作り方が正しくなければ不具合を起こします。 実は現代の木造住宅の作り方には大きな問題点があります。床下の腐朽やシロアリに対する被害が相次いで報告されているのもその証拠です。だからといって防蟻薬剤塗布で室内空気まで汚染したり、薬剤散布で土壌の生態系まで壊すのは本末転倒です。建物の作りかたの工夫、それだけで腐朽やシロアリ被害との折り合いをつけるのが本来あるべき建築工法のはずです。アースハウジングの第二義はシロアリと腐朽から守る軸組工法の進化/改革を図ることにあります。