










エネルギーの根源である太陽利用のソーラーハウジング。その暴走しがちに強力な太陽エネルギーを上手く吸収制御するアースハウジング。そして、さらにその先にはムーンハウジングへの道が続いています。
我々の時間の半分は夜。それなのに現代人は夜を夜として過ごしていないように見えます。人を除いた地球上の生物のおよそ全ては、本来夜を夜として昼は昼として分けて活動しています。現代人だけが夜を昼化して行動している。これは現代住宅がひたすら夜を昼化する装置となっているからです。
人間だって他の動物と同じように、日が落ちたら頭の働きを変えねばなりません。昼間の活動のための交感神経の働きによる興奮モードを静め、副交感神経モードに切り替える。これが本来の人間の生体リズムなのです。 私は住居の本領は「人体を夜のモードに切り替えて、安息できる状況を作り出すこと」にあると考えています。その為に住居空間に生命素材の波動や自然の環境エネルギーの揺らぎが必要になるのです。
建築は現在、視覚的情報すなわち表層デザインに過度に偏重しています。しかし闇で発する空間の情報は、住人にとって実はずっと深く本質的なものです。この点においてアースハウジングや生命素材主義といった前述の考え方もムーンハウジングを支える重要な要素になっているのです